関所を挟んでのバトル論
今回は戦術についての考察があったので翻訳してみた。盟主・策士として戦ってみたいという方読んでみてください。メチャ長いんですけどね…。文字だけだと分かりにくいので図を入れました。もっとわかりにくくなったという意見もあるみたいだけどそこは愛情を持って見てくださいね。
実践分析
以下の図は大三国志では実際によくある状況である。今回はよくある関所間戦闘を紹介する。
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我が同盟の要塞群は上部冀州の国境にあり、敵A同盟とその友好同盟Bと同時に交戦せねばならない。
A同盟は我々よりも少し弱い、だがB同盟の軍事実力は我々よりも上である。
戦役背景
敵A同盟:既に襄国(ジョウコク)に大量の要塞群が形成されている。そして相手側はすでに関所を突破している。
敵B同盟:我が下方に要塞群を形成しつつある。すでに何個かの要塞には部隊が駐在している。まだお互い関所を突破していない。
自軍同盟:主力は上部に集中している。相手側に突破された関所を奪取して并州へ進出したい。下部の対B同盟の要塞はようやく10個程が完成。
我が同盟の戦役目標
B同盟の要塞群は3時間後にすべて完成するようだ。完成後敵の中継要塞より一時間後に部隊が送り込まれてくる。
今回の戦役目標は以下の通りである。
1.上部自軍要塞群で防戦。A同盟の主力を殲滅後相手州へ打って出る
2.1~2時間で同時に上下関所を占領。B同盟の要塞を破壊し派兵を防ぐ。
3. A・B同盟の出方を伺い応戦する。
戦術プラン選択
自軍の兵力と要塞から考えると、2つのプランが考えられる。
想定1
A同盟は自軍より少し弱い。そのためA同盟の駐屯部隊を殲滅し関所を奪回。その後下部へ行く。
不安点:B同盟は強大であり、しかもB同盟の要塞群はもうすぐ完成してしまう。
1.もしA同盟に前進され、B同盟の関所付近の要塞群も完成してしまう。
2,A同盟を攻撃することによって自軍の体力を使いきってしまい、B同盟の応戦に行くことが出来ない。
想定2
主力部隊と攻城隊を選び優先してB群要塞を叩く。
不安点:B同盟に隣接している自軍の要塞が少なくA同盟の攻勢が近い。
1.自軍下部要塞は少なく、短時間では増設は難しい。また主力隊の選抜や少ない攻城隊で関所を突破することは難しい。
2.A同盟は防守体制であるが自軍が下部に移動した途端大攻勢をかけてくる。オセロ戦になってしまう。
3.自軍にB同盟のスパイがいた場合事前に作戦を察知され結果B同盟の駐屯部隊を呼び寄せてしまう。
戦術のポイント
1.A同盟に関所を抑えられているが、大きな損失ではない(我々の方が強いからね)。B同盟が進行を開始してしまった場合大きな戦略的損失となる。そのためB同盟を先に攻撃する。
2.相手の要塞群の殲滅を最終目的とするならば兵力の問題ではなく有限である攻城隊の体力だ。
3.A同盟とB同盟の布陣している地域は遠くない。50分ほどで移動できる。(主力隊は90分ほど)高速騎兵を運用すれば兵力不足問題は解決することが出来る。
戦術により二正面作戦を攻略する
欺瞞之計
全体チャットにてA同盟に決戦を表明。B同盟要塞群が完成するギリギリ前の時間に決戦時間を指定する(ここでは仮に21時に開戦とする)これにより上部の関所にA・B同盟の目を向けておく。相手同盟は部隊を上部戦場へと移し出すだろう。
秘密裏に下部に兵力を送る。
下部要塞群にいる同盟員に手紙を送りレベル4-5要塞を作り、そこに主力攻城隊を送ってもらう。
B同盟関所奪取
主力騎兵隊と主力隊を21時半に下部関所に必着するように時間を合わせ上部要塞群より派兵。(20~40程度の主力隊を向かわせろと書いてある。)
上部防衛
21時。開戦。残った上部のメンバーは全軍にて上部関所にて攻防戦を派手に繰り広げる。またこの時上部メンバーの攻城隊は体力を温存する。
B同盟関所突破
自軍主力隊が到着する5分前にB同盟前に要塞を作っていた同盟員の攻城隊で、B同盟関所を攻める。耐久も三分の一まで削っておく(その時攻城隊には体力を60程残してもらう)
自軍主力隊がB同盟関所を攻撃。関所開通!目の前にはB同盟の無防備な要塞群が広がっている。
秒で帰宅する(玉符を使用!)
関所を攻撃した上部主力隊は関所攻撃後即玉符を使用し帰還する。上部関所では相手主力はすでに疲弊している。そのため自軍主力の圧倒的兵威力によって反撃を行うことが出来る。
関所クリーン終了
A同盟の主力は壊滅し、B同盟の支援は間に合わない。そして両同盟の兵力を著しく損耗させることが出来た。しかもこちらの攻城隊の体力は余っているので要塞群を掃除することが出来る。
総括
上記のような戦役設計は比較的簡単な部類に入る。難点は相手が決戦に乗ってくる様に仕向ける事&組織運用調整能力である。
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中国の戦術は奥深いものがあるね。。シーズンが進んでいくと戦略を楽しむゲームになっていくということかな。
ということで、今回は戦術を紹介してみました。
戦術を学ぶ
またもっと戦術を考えてみたい!という方は是非各書籍で勉強してみよう!
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部隊運用方法の基本から防衛の基礎、敵勢力をどのタイミングで攻撃するか…
もし大三国志の中で運用するなら戦車が出るまでの戦場についての考察を読むと良い。
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ちなみにわたくし形から入るタチでして…大三国志を始めると同時に買って読んでみたりしたのだ。(2回目読破)その割には身についていないのはセンスのなさからくるのか…
まあ奥が深い世界だわさ。
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日本では情報解析は軽視されがちだが、如何に情報解析が大事かという事を学べる本だ。どのように点を線にして戦いを有利に導くか。是非戦局打開の突破口を見出していただきたい。
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日本の優秀な戦術解説サイト様
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https://xn--eck1a8gtb5b2g.com/d3-defenseone/ (ゲームライフ様)
素晴らしい記事なので是非精読していきたい。
是非参考にされたし。
【引用】
このシリーズ続くのか!?人気があれば続編やります…。
※色のセンスが全くないので見難くなってしまったかもしれぬ。